2008年8月29日金曜日

もしもの時の安心感


とみお診療所のデイケアのスペースは2Fにあります。
1Fは、診療所スペースになっています。


利用者様が、来所前に家で転倒されたと聞き

診療所の鈴木看護師長が様子見に来て
痛みや体の調子をお聞きしている場面です。

何かあった時の、医療・介護・リハの連携のとりやすさ
が診療所つきの当通所リハビリの強みです。


来所直後は少しいつもより血圧が高めで、不安な面持ちでしたが、この写真の会話の後、痛みに配慮してメニューを減らしてのリハビリ・体力測定の一部を行い、ほぼ通常通りに時間を過ごしていただけました。


不安なままでは、リハビリを効果的に行うことはできません。
安心感はとても大事です

by作業療法士 石澤(`・ω・´)

2008年8月19日火曜日

質問 何歳までパワリハできるのでしょうか?

答え わかりません。ただいま、実証中です。

写真の笑顔のすてきな女性は明治42年11月生まれの方です。あと3ヶ月ほどで満99歳になられます

10分程度、NUSTEPを動かしていただきますが
特に疲労されません。他にマシンを一台(日によっては2台)、水分補給していただき、計20分ほど週2回、リハビリに参加いただいています。

その後、カラオケのプログラムへ合流されてお好きな演歌の「山」を元気よく歌われます。

リハビリのメニューは当初から、現在のほぼ固定の上記メニューだったわけではありません

当初は、NUSTEP3分程度のみ。
それから5分、7分、10分+他のマシン動作を追加とゆっくり段階的に時間と可動域=運動量を増やしていきました。

加齢による、自然発生的な不整脈(心臓の)があり、「1対1で」スタッフが観察しながらです。
不整脈が頻発するようなら声かけし終了します。

運動負荷は1.2Mets程度からスタートし、最大でも2.0Metsを越えないように設定します。
「低負荷」「全身を使った動作」「有酸素運動」の3つが原則で、それに「休息」・「水分補給」を加えます。

リハへの参加が増えるうちに、不整脈が減っていきます。動作に力強さが戻り、声や表情にも張りがでてきます。足のむくみなどが引いていきやすくなります。半年ほどの経過で起きてくるゆっくりとした変化です。

by作業療法士 石澤

マージャンもカラオケも花札も百人一首もやっています


「自分らしさ」はとても大切ですね


好きなことをやっているときの自分

好きな物を食べているときの自分

好きな人としゃべっているときの自分


とてもいい表情をしているはずです


要介護度が出るくらいの病気や老化で弱ってしまうと、本来の自分らしさは容易に失われてしまいます
ですから、デイケアでは利用者さまの好きなコト・モノ・ヒトなどに近づくことをとても大切にします


今回の写真はカラオケプログラム中の1シーンです
スタッフも共に楽しみを共有するのが大事で、それがよくでていますね


by介護福祉士 岩谷

2008年8月11日月曜日

男のリハビリ、女のリハビリ それぞれのスタイル

プログラムは順にマシンに乗って動かしていただくのですが
男性と女性では参加スタイルが違います

男性は黙々と自分の体と向き合うように淡々とマシンを乗り継いで行きます。

典型的な言葉「もっと重くしてくれないか?物足りないんだ」
負荷重量を適度にからだの負担にならないように漸増させるのが満足度につながります

一方、女性は時々マシンの動きが止まります
スタッフや利用者さん同士での会話が関心事なのです。

典型的な言葉「わたしはしゃべってストレス発散しに来てるの」
この会話部分を大事にしないと女性は長続きしません

もちろん、この典型にあてはまらない利用者さんも少数おられます。
女性は会話部分だけ男性よりリハ時間が長くなる傾向があります。

by 作業療法士 石澤